HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY
会場へ入ると響き渡る賛美歌。額縁のスクリーンをみて2017年の黒ミサを思い出す。19:06。静かに会場の灯りが消えてUnexpectedが流れる。オーケストラメンバーが登場し最後にバンマスのひこにゃん。そしてステージ中央にある籠に灯りがつく。
袖からHYDEさん登場し会場から温かな拍手が包まれる。ゆっくり会場を見渡しステージへ。
「JESUS CHRIST」
静かに鐘の音で始まる。HYDEさんがぐっと腕を振り上げて曲が始まる姿がとても素晴らしかった。「ああ、神よ、私に死を与えたまえ」神への祈りを捧げる叫びの歌。
「A Drop Of Colour」
JESUS CHRISTの余韻を残しつつぞくっとする低音から始まる。間奏部のひこにゃんのピアノが美しい、指がスクリーンに映るけど細くて繊細な指で息を飲む...。
「evergreen」
「和歌山でこの曲をやる事になるとは思わなかった。初めてバンドを組んだベースに捧げます」こんなに優しいevergreen初めて聴いた。優しくて、悲しくて、涙が止まらなかった。若いうちに亡くなった友人がモデルになってると何処かで聞いたことあるけどその方かな。和歌山では時折、天を仰ぐように歌う姿が印象的できっとその方もお空から観に来てくれているんだなぁと思いました。幕張では、人は死んでも誰かの記憶にいつまでも生き続けるって話していて。私は亡くなった人でも姿形は無くても誰かの心の中で故人を想う気持ちがあればいつまでも生き続けると思う。HYDEさんがご友人や金子先生を大切に想っているように。
「SHALLOW SLEEP」
Roentgenで1番好きな曲。2017年の黒ミサに続きまた聴けるなんて... とまた涙。浅い眠りの中大切な人を想う歌。
オーケストラ編成になるとより一層壮大さが増す。globeの代表曲。「なんで俺にオファー来たんかな」って話してたけど完全に自分の物にして歌ってますやん.... と思うくらい素晴らしかった。
「ZIPANG」
ハイソロの英語詞が好きで、えっ日本語詞？と最初戸惑っていた自分を殴りたいくらい。日本の移り行く季節を丁寧に歌った一曲。ハイソロの時、スポットライトがHYDEさんを照らしている姿が印象的なんだけど黒ミサでも似たような演出あって嬉しくて泣いた。
HYDEさんはこんなにも日本が大好きなんだなぁ。
「叙情詩」
初見だった幕張では聞いたことあるオーケストラの演奏にそこから既に号泣。ちょっと黒ミサと違う話になるけど初めて自分で買ったラルクのDVDがMSGでした。ワールドツアーの時の叙情詩の独唱から入るのを何回も何回も聴いてきていつか聴ける日が来るといいなと思いながらも国立、ラルカジノ、ラルクリと聴く機会がなくて。でも、まさか黒ミサという特別なコンサートで聴ける日が来るなんて思わなくて。独唱部分、1フレーズ歌い切るとHYDEさんの歌声が空気と同化していってスッと消えていく。会場全体がHYDEさんの歌声に包み込まれていく。一瞬呼吸するのを忘れるくらい美しい。
「LORELEY」
サックスの写真上がっていたからまさか、いや、そんなわけない...と幕張で聴くまで信じてませんでした(笑) ひこにゃんのピアノから入っていきオーケストラへ...。あまりにも壮大で、ドイツのローレライが目に浮かんできて。そして、サックスで大号泣。
「In the Air」
ラルクで1番好きなアルバムがTierraなんです。Blame Wind of Gold White Feathers とここ数年でライブで聴けていてこれ以上の贅沢は起きないだろうと思っていたら...。幕張では泣きすぎてよく覚えてない...笑
黒ミサのあの空間が一気に美しい青色へ変わっていって、晴れ渡った和歌山の青空を思い出した。「空は果てしなく澄み切った青をたたえる 果てしなく...果てしなく」
「flower」
この曲もオーケストラになると素晴らしすぎる。もうさぁ、ラルクさんもオーケストラ編成ライブやろうよ。
「Red Swan」
ひこにゃんアレンジ素晴らしき.....。大きな羽がステージを包み込むような伸びやかな歌声に圧巻。
「VAMPIRE'S LOVE」
ひこにゃんのピアノ好き好きが大爆発した。素晴らしすぎる... なんでこの人はこんなに美しいピアノを弾いてくるんだ...。
「君を想うだけでこの胸は煌めいている」永遠に死ぬことない吸血鬼が最愛の人の生まれ変わりを遠くから優しく見守るバラード。発売された時から思ってるけどこの一曲で映画作れるよね....。
「HONEY」
HONEYってこんなに多様性のある曲なのかと思わされた。だって約1ヶ月前のCDJでサークル作って走り回ってたのに黒ミサでは着席して涙流すって、想像してなかったわ(笑) ボサノバver？と言えばいいのかな。Wings Flapのカップリングだった気がする。自然と体揺らして聴きたくなる穏やかな空気へ変わってなんとなくHYDEさんもリラックスした雰囲気へ。
「XXX」
えっろ。とりあえず、えっっろ。
ここに関してはそれしかまともな言葉が出てこない(笑) 紫の照明がエロさを増す。ラルクの時みたいに自分も腰揺らして聴きそうになる(笑)
渦巻く炎と深く静かな海。この曲ないつもそんなイメージが強くて。今回の黒ミサの演出がまさにこの通りで鳥肌たちまくり...。
「永遠」
この曲聴ける日がくるなんて...！いつもファンの事を、かわいこちゃんと愛でてくれてにこにこしてるHYDEさん。その穏やか雰囲気が大好きなんだけど、この曲聴いてる時は、なんだかファンにこれからも愛を届けるよと言ってくれてるようでした。(完全に個人的感想)
「MEMORIZE」
VAMPSを好きになったきっかけの曲です。発売日が誕生日の1日前だーってそれだけの理由でユーチューブでみてそれまでラルクしか知らなかったけどVAMPSの存在を知った、VAMPSの中でも大切な曲。
ずーっと目が潤んでて最後に涙が溢れて歌えなくなる姿みて涙腺大崩壊した幕張。和歌山は涙が溢れるのを必死に堪えてて最終日は歌い切ってくれました。これまではVAMPSとの思い出を振り返って涙することが多い曲だったけど、生まれ育った和歌山で聴けて、30日は昼間に磯ノ浦海水浴場いって海みてきたんだけど、和歌山のあの穏やかな海を見て波の音を聞いて空気を吸って育ってきて友情も恋愛も出会いも別れも、いろんな思い出が詰まったこの街で過ごしてきた日々を想って涙が止まりませんでした。
「地平と向かってそれぞれの道を ゴールはまだ見えない。次の人生へ生まれ変わっても みんなに会いたい。」
ラルクもVAMPSもソロも、きっと平坦な道ではなかったんだと思う。私達の見えないところで傷ついて苦しんで。それでもいつだって最高の音楽を届けてくれた。これまで過ごしてきたあの日々があったから、今のHYDEさんがいるんだと思う。全てが大切なMEMORIZE。
「星空」
争いない日々が永遠に続くよう、平和を願う歌。思えばハイソロの時から震災の多い日本を慈しみ歌声を届けてくれてました。目が覚めたら争いのない日々になっていますように。
「White Feathers」
EVEのDAIGOといい、なんでみんな和歌山にいるのよHYDEさんのこと大好きかよ...ねえ、けんちゃんんん😂 けんちゃん登場して1人で声だして泣いた。なんの曲やるのちょっと待って心の準備出来てないから と思ってたらめちゃくちゃ知ってるイントロ流れてきて大号泣。In the Airの感想でも書きましたがわたくしTierraが大好きなんです。ましてやラルクリで念願叶って聞けて、ずっと映像でしか見たことなかった羽の舞うステージみて泣いてきたのにこんなに短期間でまた聴ける日がくるなんて思わなくて。羽が降ってきたときHYDEさんが、目きらきらさせて羽を見上げてて尊すぎてほんとに...。HYDEさんの背中の羽が舞い降りてたようで会場中が真っ白になってた。
HYDEさんの誕生日プレゼントに白いテントを選んだり、White Feathersという選曲、けんちゃんにとってはいどさんは白のイメージなんだろうな。けんちゃん来てくれてありがとう、感動をありがとう、大好き。
HYDEさんって確かにいつまでも若くてかっこよくて神様みたいな存在かもしれないけど、きっと見えない所で人の何倍も悔しい思いをして涙を流しているんだと思う。ラルクでも感じたけど相当な重圧の中にいるんだろうな。輝きの裏に隠れた努力があるんだと思うだけで涙が出てくる。
「誰でも新しい一歩を出せる、いつだって青春は作れる、それを達成するのは努力次第。目標が無かったら今日みたいに感動することはなかった」あぁそうだよな、いつまでも立ち止まってては何も世界は見えない。最近、これからのこと(主に仕事)でいろいろ思うことがありまして...。この言葉を聞いてハッと気づかされました。怖がってたら何も出来ないまま終わる、そんなの人生楽しくないよね。ハイソロ、黒ミサを通して新しい一歩を踏み出す勇気を教えてくれました。
自分の人生にここまでの影響を与えてるのはHYDEさんです。歌声を聴いて涙を流すなんて、経験したことがなかった。でもHYDEさんの声は違った。音楽を美しくと感じる感覚、音には色があって匂いがあって景色がある。そんなことを教えてくれたのがHYDEさんの作る音楽でした。私はこれまでの人生で何回助けてもらったのだろうか、遠い空の下でHYDEさんが歌ってるから、頑張ってるから、今日もしっかり生きようと思えてくるんです。そのくらい特別な存在です。
私もHYDEさんに出会えたこの人生に幸せしかありません。HYDEさんに出会えてよかった。たくさんの愛をいつもありがとう。
これからもあの大きな背中を追いかけていきます、最後までしっかり見届けさせてください。HYDEさんにとって健康で平和な日々が続いていきますように。50歳のお誕生日おめでとうございます。ずーっと大好き。
苗場にZepp100回目公演、アジアツアーにアメリカ... 50歳のHYDEさんの旅は始まったばかり。私も新たな気持ちで頑張ります...！
個人的な話になりますが、和歌山へ行くことはずっと夢でした。大好きな人の生まれ育った街をこの目で見て感じたい。和歌山へ行くだけでも嬉しくて涙出てくるのに行ける日が1/29と1/30。学生の頃の自分に言っても信じないだろうな(笑)
もともとは1/29は行く予定では無かったんです。ディストもハイモバもぴあも一般もチケット全滅。きっぱり諦めて30日だけ楽しもうと思ってたらまさかの1/29仕事休みになってて幕張公演みたらこれは誕生日行かないと後悔する、と思いそこから必死にリセールで探して和歌山行く4日前に急に1/29も決まって嬉しくて嬉しくて。諦めないでよかった。
だから、あの日、1/29 和歌山へ行けたことは本当に奇跡だったんだと思います。はいどさんが最後においでって言ってくれたのかな、と勝手な想像(笑)
そして、和歌山で会ってくれたフォロワーの皆さま本当にありがとうございました。ひとりぼっちだったハイソロ初日から半年以上経ち、いろんな人との巡り合えて一緒に感動を共有出来て嬉しかったです....！HYDEさんが運んでくれたご縁に感謝。こんな地味で何も特徴も無い私ですがこれからも仲良くしてください...！
以上！とても長文になりましたが黒ミサレポ終わり！ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
